生花を加工しています

プリザーブドフラワーはビニールや布で作る造花ではなく、もともと生きていた本物の花に特殊な保存処理を施して、 花が本来持っている風合いやみずみずしさを長期間保ち鑑賞できるように開発された花です。  

 

プリザーブドフラワーです

プリザーブドフラワーの仕事をはじめて、お客様からよく質問されるのが いったい何のこと?最初の一文字目はなのなの?プリザード?ブリザード?凍らせるの?です。   あまり聞きなれないし使わない言葉なので、わかりにくいですよね。 アルファベットで書くと

「PRESERVED FLOWERープリザーブドフラワー」 

PRESERVEDは「保存」するという意味なので、「保存できるように加工された花」ということになります。 読みかたは、”プリザーブド”プからはじまります。 よく、プリザーブドフラワーの教室に通いはじめたばかりの方が、”プリザ”と表現されているのを聞きますが プリザーブドフラワーの略です。本来の意味がわからなくなる、とても日本的な表現方法です。 ニックネームのようなものかもしれません  

 

加工方法

植物によって、加工方法も異なりますので、こうすればプリザーブドフラワーですというものがありませんが。代表的な花、バラなどは花の部分を特殊な液につけこみ植物の中から水分を押し出し、その後保存液に置き換えていきます。 花の色もいったん白に近い状態にしてから改めて着色します。人工的に着色しているので、発色がキレイなのと自然界では無い色を楽しめるのも特徴のひとつとなります。

 

 

プリザーブドフラワーの短所
・強い紫外線を当て続けると退色する
・湿度に弱い・壁などに色移りをする可能性がある
・成長しない

 

プリザーブドフラワーの長所
・長持ちする(平均2~3年/保存場所によっては10年以上)
・花瓶を準備する必要がなく、水かえや水やりなどの手間がかからない
・花粉の心配がない・病院などにも持ち込みできる(念のため、病院に確認してください)
・加工済の植物のため検疫にかからないことが多く、海外に持ち出しできる(持ち出されるときは、要確認)

  

ドライフラワーとのちがい

もうひとつ質問が多いのが、ドライフラワーじゃないの?です プリザーブドフラワーもドライフラワーも保存できる花という点では同じですが加工の過程がかわってきます。 ドライフラワーは、文字のとおり乾燥させた花のこと。何もせずに乾燥させていきます。プリザーブドフラワーは、上記でもご紹介したように一旦特殊な処理を施します。 同じ赤い花を加工した画像した場合、下の写真のような違いがでてきます。

 「左側/ドライフラワー」「右側/プリザーブドフラワー」

大きさや質感、みずみずしさ、発色の違いをわかっていただけると思います。動物で例えると、「ドライフラワー→  ミイラ」プリザーブドフラワー→  剥製」(微妙な違いはご容赦ください)といったところでしょうか。  

プリザーブドフラワーのメーカー・花の種類

プリザーブドフラワーの流通量が増えてきたため、国内外に多くのプリザーブドフラワーのメーカーが存在しています。 メーカーによって取り扱う花の種類がことなり。同じ花でもカラー・質感・大きさなどに違いがあります。 エクアドルやコロンビアから輸入されてくる花も多く、花の種類も菊やユリなど、バラ以外にも種類が豊富になってきました。 流通している花は、プリザーブドフラワーに美しく加工するために品種改良された品種も多く、加工に適したタイミングで大量に加工されています。      

 
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